環境認識 (9つの通貨)
環境認識では売り買いのことは考えません。
先入観を捨てて、ただ目の前のチャートを見て「稼ぎやすいか」「稼ぎにくいか」判断する。
これが、環境認識です。
Contents
9つの通貨
トレードの確率を上げるためには、取引量の多い通貨を選びます。
主要な9つの通貨を順に環境認識して「稼ぎやすいか」「稼ぎにくいか」見ていきます。
すべての条件をクリアする理想的な通貨はないので、この中でも一番稼ぎやすそうな通貨を探します。
GBPJPY (ポンド/円)
GBPUSD (ポンド/ドル)
USDJPY (ドル/円)
EURUSD (ユーロ/ドル)
EURJPY (ユーロ/円)
AUDUSD (オージー/ドル)
AUDJPY (オージー/円)
NZDUSD (ニュージー/ドル)
NZDJPY (ニュージー/円)
その他、状況により
USDCHF (ドル/フラン)
USDCAD (ドル/カナダ)
環境認識
移動平均線
環境認識には日足チャートと、800日移動平均線(800MA)を使用します。
さらに期間の違う3つの移動平均線もチャート分析時に使いますので、以下のように移動平均線を設定してください。
期間(日) | 種類 | 色 | 名称 |
800 | 単純(S) | 黒 | 800(S)MA |
200 | 単純(S) | 青 | 200(S)MA |
144 | 指数(E) | 橙 | 144(E)MA |
62 | 指数(E) | 赤 | 62(E)MA |
環境認識1 : 800MAの上か下か、それとも800MA上か
800MAの移動平均線は2~3年の長期を表していて、この800MAを中心に価格(ローソク足)が上下に波打っていきます。
ですから現在の大きなトレンド(アップトレンド or ダウントレンド or レンジ)を捉えるために、この800MAを使います。
・現在の価格(チャートの位置)が800MAより上
売り圧力より買い圧力の方が強く、どちらかと言えばアップトレンド
・現在の価格(チャートの位置)が800MAより下
買い圧力より売り圧力の方が強く、どちらかと言えばダウントレンド
・現在の価格(チャートの位置)が800MA付近
ニュートラルでどちらに行くか分からない、稼ぎにくい環境。
環境認識2 : 高値安値を更新しているか、更新し続けているか
安定したアップトレンドの場合は、高値安値を切り上げています。
ダウントレンドは、高値安値を切り下げています。
この高値安値を更新し続けている状態は、「稼ぎやすい」環境で、高値安値がバラバラの状態は「稼ぎにくい」環境です。
環境認識3 : 戻り、押し目は適度か
「戻り」とは、ダウン中に一旦上がってそこから下がるポイント、「押し目」とは、アップ中に一旦下がってそこから上がるポイントです。
高値安値を更新していることが、前提ですが更新しているとしてその戻り値が適度か。
適度とは、38.2%~50%です。
これは、フィボナッチリトメースメントというインジケーターをチャート上に表示して確認することができます。
戻り、押し目が適度 (38.2%~50%) であると「稼ぎやすい環境」と言えます。
まとめ
稼ぎやすい環境とは、
① 現在のチャート(価格)が800MAから離れている
② 適度な押し目、戻りで高値安値を更新し続けている
と言うことになります。
以上のチェックを9つの通貨で順に見ていって、今日は「稼ぎやすい」のか「稼ぎにくい」のか。
稼ぎやすい通貨はどの通貨かを判断します。
ただし時期(相場環境)によっては、なかなかこの条件に合致することがないので、できるだけこの条件に近い通貨を見つけることが大事です。