人生最後の日
2011 年東日本大震災の後に出された,メッセージです。
とても,心に響いたのでご紹介します。
今回の大地震・津波で多くの方が亡くなられました。お亡くなりになった方々の魂が安らかでありますよう、心よりご冥福を申し上げます。
わたしたちは、この地球上に誕生して、人生を日々生きていますが、産まれた瞬間から、「死」に向かって生きているともいえます。
人は必ず「死」を迎え、この肉体を旅立つときが来ます。
肉体という借り物、乗り物をお借りして、この地球という惑星に滞在し、この世界を体験していますが、
この肉体に宿り、この世界を体験し満喫できるのは、わたしたちがたどっている長い長いプロセスのうち、ごくほんの一時の期間です。
肉体に宿り、生きているこの「人生」には限りがあります。
この震災で亡くなられた方たちは、まさかその日が人生最後の日だとは想像もしていなかったことでしょう。
どんな人でも、だれもが皆平等に、「今日」という日を朝起きた瞬間与えられます。
その日は、もしかしたら人生最後の日になるかもしれません。
もしくは人生はあと30年あるのかもしれません。
人生最後の日、がいつやってくるかはわかりません。
いつその日がやってきても悔いのないように、毎日を、日々の一瞬一瞬を、わたしたちは生きているでしょうか。
愛する人に愛していると伝え、感謝している人にありがとうと伝え、与えられる善きものを出会う人々に与えているでしょうか。
明日、今度、では遅いかもしれません。
人生最後の日、になるかもしれない今日1日を感謝と笑顔で終えることができているでしょうか。
夢や理想を現実のものとするために行動を起こしているでしょうか。それとも諦めてしまっているでしょうか。
人生は1回限り。今、この瞬間、というこの時も、2度と帰ってきません。
命あるこの「今」を大切に、心の喜びをもって、愛と感謝とともに、生きましょう。
日常でも,突然の転勤や職場の移動で当たり前に会っていた人と別れることがあります。
その時,もう少し,・・・・・しておけばよかったと後悔します。
朝起きて,「行ってきます」と言って家を出る時,誰も今日が最後の日になるなんて,想像もしません。
でも,確実にその日は来るし,明日かも今日かもしれません。
このことが,本当に解かると,あらゆる行動が変わる気がします。
大きな災害のあと,様々な励ましの言葉がありますが, 素晴らしいメッセージだと思いました。
自分自身に言い聞かせています。