FXトレードのルールを習慣にするアイディア
トレード経験のない初めての人が、FX(外国為替)を学ぶのに苦労するのは専門用語の多さです。
本やWebサイト、セミナーは何年も経験を積まれた専門家の方が解説されるので、ほぼ専門用語で話され、この専門用語の意味がらなくて最初は"??"となってしまいます。
その次に勉強するのが、売り買いを注文する方法。
パソコンやスマホのトレードアプリの使い方です。
それまでに、口座を開設したり資金を入金したりと悩みながら試行錯誤するハードルはあるのですが、アプリをインストールして練習すれば自分でいつでもトレードできるようになります。
ここまでは、1~2か月あればできるのではないでしょうか。
問題は、ここからです。
トレードの勉強を続けて知識も増えてきた、チャートの見方も分かるようになった。
すると、安易にトレードするようになってしまい、気がついたら口座が破綻して「やっぱりFXはダメだ!」ということになってしまいます。
そうならないための、トレードのルールを習慣化するアイディアです。
Contents
よくやってしまう失敗5つ
アイディアに無いエントリーはしない
しばらくチャートを見てなくて、またまたチャートを見てトレードしたくなってエントリーしてしまう。
また、何かで相場が上昇するか、下降するとかと言った話を聞いて「チャンス!」と思いやってしまう。
何も準備しないで、その場の思い付きでやってしまいます。
エントリーは場所の情報のあるところ
トレードアイディアは立てたけど、エントリーする場所の価格へ届くまでに時間がかかる。
なのに、今注文してしまう。
今時間があるから注文しておこうとか、今やる気があるからとか、自分の都合だけでやってしまいます。
逆張り思考にならない
どうしても上がったら下がるだろう、下がったら上がるだろうと思ってしまいがちです。
戻り売り / 押し目買い
トレードの基本は、アップトレドで「押し目買い」、ダウントレンドで「戻り売り」。
その価格の場所に来るまで待てずに、何も情報のない場所でやってしまいます。
今エントリーしない ( アラート設定 )
トレードアイディアを立てたら、ついでにその時に注文してしまう。
アラートを設定して待てません。
習慣にする
トレードの事前準備(決められたルール)を毎日のルーチンにするには、習慣にしてしまうことです。
習慣になると、嫌だなーとか、めんどくさいなーと言った感情が出なくなり自然に体が動くようになります。
この習慣になるまでの目安の期間が、21日。
いろいろなところで21日間続けてみると良いと言われます。
習慣にするためには漠然と思うのではなく、やったか、やらなかったかチェックして記録する必要があります。
一番いのは、先生のような人がいて毎日報告すること。
学校と同じですね。
やはり人は、誰も見ていないと怠けるし、誰かが見ていればよく見られたいと思って頑張る。
ですが、ほとんどの人がそんな報告する先生のいる環境にはないので、自分でチェックして確認する仕組みが必要です。
その上で、やる気と意志でしょうか。
ツール
やったかやらないか記録してチェックするのは、カレンダーや手帳に書き込んでもいいと思いますが、一つ一つ細かくチェックしたいので、パソコン、スマホを使ったツールを使うのがやりやすいです。
どんなツールでもいいですが、ここでは以下の条件にしました
- スマホアプリ、パソコンアプリ両方ある
- 一般的なもので利用者が多い
- カレンダーとも連携できる
- 無料で使える
こんな条件で探してみると、Microsoft とGoogleのToDo ( タスク管理アプリ)になりました。
ここでは,Microsoftのアプリ「Microsoft To Do」を使ってチェックリストを作ってみました。
Microsoft To Doは、スマホアプリとパソコンアプリがありカレンダーとも連携でき、もちろん無料です。
チェック項目
実際にはもっと細かくチェック項目がありますが、ここでは参考に主なチェック項目を示します。
毎日のルーチン
これは、トレードしてもしなくても毎日やるルーチンワークで、習慣化すれば一気に上達できると思います。
- カレンダーを見る
- やるかやらないかを決める
- 環境認識(9つの通貨)
トレードアイディア
一つ一つ抜けなく確実にやるために、最初はチェックリストで確認していきましょう。
- カレンダーを見る
- やるかやらないかを決める
- 環境認識(9つの通貨)
- 戦略(相場環境)
- 戦術を決める
- 場所の情報を集める
- オプション(NYカット)
- アラート設定
- イメージを描く
- アウトプット
- ロット計算
注文ボタンを押す前に
この項目をチェックしないと、注文をボタンが押せないようなシステムになって欲しいと思うくらい大事です。
無意識にこの項目が全部OKになるくらいまで、体に覚えさせましょう。
- カレンダーを確認したか
- アイディアに無いエントリーはしない
- エントリーは場所のあるところ
- 逆張り思考にならない
- 戻り売り/押し目買い
- 今エントリーしない(アラート設定)
- 急騰急落後すぐにエントリーしない
- 同じ方法に続けてエントリーしない
- ロット計算したか
Microsoft To Do を使った例
ここでは、 Microsoft To Do を使った例を示しますが、Googleでも同じことができます。
パソコン
Microsoft To Do のパソコン画面です。
カレンダーとも連携していて、経済指標発表の日が一目で分かります。
スマホ
ひとつひとつタップして簡単にチェックできます。
経済指標カレンダーのあるWebサイトにタップして飛ぶこともできます。(ここがツールのいいところ)
毎日の習慣のために。
動画で解説
動画で使い勝手を説明していますので、見てみてください。